石垣島での旅も、ついに最終日。旅先ではいつも時間があっという間に過ぎてしまう気がします。
地元民と観光客に大人気のオニササ?
午前中に急ぎの仕事を片付けて、少し遅めの朝食を食べに出かけました。

石垣牛はすでに堪能したので、次なるご当地グルメ「オニササ」を目指して知念商会(ちねんしょうかい)へ。

知念商会の前には、ベンチで何かを夢中で食べている人たちの姿がちらほら。

まるで普通のスーパーのような外観ですが、常に人で賑わっています。大きなスーパーやコンビニもある中で、なぜこんなに人気なのか?

店内に入るとその理由がすぐにわかります。目的は、知念商会の看板商品「オニササ」。
これはおにぎりとささみの唐揚げを組み合わせた、ユニークなローカルフード。もともとは地元の高校生が始めた食べ方が話題になり、今では観光客にも大人気です。

まずは唐揚げコーナーへ。元祖であるササミのほか、エビカツ、メンチカツ、ハムカツなど種類が豊富で、価格は100〜200円台とお手頃。

備え付けのビニール袋を手にかぶせて、好きな揚げ物をチョイスします。

次に中央の台からおにぎりを選びます。中身は表示されていませんが、見た目が無難そうなものをひとつピックアップ。トングでつかんで、そのまま手の上にのせます。

最後に、陳列台に置かれたとんかつソースやマヨネーズソースをたっぷりかけて完成。これが、石垣島で人気爆発中の「オニササ」スタイルです。おにぎりは1個80円ほど

知念商会ではオニササ以外にも、焼きそばや野菜炒め、かぼちゃの煮物など、手作りのお惣菜が豊富。価格も300円台とリーズナブル。

ドリンクコーナーで、地元名物の「ゲンキクール」を発見!
これは石垣島の“ソウルドリンク”とも呼ばれる乳酸菌飲料で、ヨーグルトに似た甘さと爽やかさが特徴です。
外のベンチでいざオニササを実食

会計を済ませ、外のベンチ(6席ほど)に座って食べることにしました。

ビニール袋の中で、おにぎりをぎゅっと押して、唐揚げに合わせてサンドイッチ風に形を整えます。

一口かじると、ささみ唐揚げのサクサク&ジューシーな旨みと、おにぎりのもっちりとしたご飯が見事にマッチ!ソースの甘辛さも加わって、クセになる味です。

食後にはゲンキクールをゴクリ。473mlとたっぷりサイズなので、一度では飲みきれないほど。お腹も心も満たされるローカルブレックファストに大満足!
飲み物を含めてもワンコイン(500円以下)で楽しめるのは驚き。観光地価格とは思えない満足度です。

ちなみに、知念商会の周辺は静かな住宅街。まるで東京郊外のような景色の中で、石垣島の日常に少しだけ触れた気がしました。
「この島で暮らす人たちは、どんな毎日を送っているのかな?」
そんなことを考えながら、石垣島の味と空気を噛み締める最後の朝でした。
📍知念商会 住所:〒907-0004 沖縄県石垣市登野城1249-18 (*クリックするとGoogle MAPへ) 営業時間:7:00〜19:00 コメント:オニササ発祥の店として知られる知念商会では、さまざまな惣菜やお弁当も販売されています。正直、感動的な味というよりも「ここでしか味わえないユニークな体験」としての価値が大きい一品。夕方に行くと人気の具材が売り切れていることもあるので、早めの訪問がおすすめです。 店舗横には10台以上駐車可能な駐車場も完備されています。(★★★☆☆) |